あきたタウン情報 編集部のTommyです。
気づけば、編集の仕事に携わってついに10年目を迎えました。
このコラムでは、日々の取材で感じたことや、編集という仕事の面白さなどを、徒然に書いていきます。
それでは「裏・取材にっき」vol.15のはじまり、はじまり。
今月、あきたタウン情報には県内各地の中高生が職場体験に来てくれました。
制服や体操服に身を包み、礼儀正しく挨拶してくれる子どもたち。
なんだか若さをもらえたような気がします(笑)。
「どうしてこの仕事をしようと思ったんですか?」なんて質問を、
後輩が受けているのを眺めつつ、思い出したのは十数年前の中学生の記憶。
私がこの仕事に就きたいと思ったのは、まさに中学生の頃。
当時から尊敬していた学校の先生にその夢を伝えると、
「じゃあ修学旅行の社会科見学で、出版社に行ってみたら良いんじゃないか」
とアドバイスをもらいました。
緊張しながら都内の出版社に電話をかけ、快諾いただいたのが2社。
(ちなみに電話した瞬間にガチャ切りされた出版社も。覚えているものですね…ふふ…)
そうして修学旅行当日、私は人生初の出版社に足を踏み入れたのです。
覚えている記憶としては、社内が雑然としていたこと(出版社あるあるでしょうか笑)、モデルが写ったたくさんのポジフィルム(わからない人はググってみてね)が散らばっていたこと、そしてたくさんの大人が出入りしていたこと。
キレイなお姉さんにフロアを案内してもらい、
ドキドキしながら並ぶ雑誌や掲載前の原稿を見せてもらっていたところ、
おもむろに見せられたのが一枚の年賀状。
「これ、嵐の相葉ちゃんからだよー」
その一言に、
当時嵐の大ファン(何しろデビューしたて!)だった私は大興奮!!
出版社って、やっぱりすごい!と、ミーハー心に火が付き、
編集者になりたいという夢がますます膨らんだのでした(笑)。
人それぞれ、仕事を選んだ理由や就いたわけ、いろいろあると思います。
もちろん今の編集部だって、全員が同じ理由ではありません。
それでも、仕事について考えた時に、
「あきたタウン情報」での職場体験が少しでも活かされたらうれしいな〜と
思いながら、中学生・高校生を見つめた今日この頃でした。
ちなみに、私が見学させてもらった編集部の雑誌は、2015年に休刊。
当時はティーンズ向け雑誌で人気だったのにな…と、少しさみしい気分。
「もしかしてピ◯◯?」とわかったあなた、同年代ですね?(笑)
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