日刊webあきたタウン情報

稲とアガベ醸造所▷旧男鹿駅に醸造所が誕生 日本酒とともに楽しむコースも

2021.12.30
(更新日:2021.12.31)

SHARE

稲とアガベ醸造所

旧男鹿駅に醸造所が誕生 日本酒とともに楽しむコースも

 今秋、旧男鹿駅の駅舎跡地に誕生した醸造所。福岡県出身で、県内の酒蔵で修業を積んだ岡住修兵さんが代表を務める。

 醸造するのは、食用米のササニシキを原料とし、発酵中にアガベシロップを加えた「稲とアガべ」や、どぶろくなど。使用する米はすべて、無農薬・無肥料の自然栽培で育てられたもの。「肥料を抑えることで雑味が少なくなり、精米しなくても良い酒ができる」という考えのもと、通常の食用米程度にしか磨かずに使用する。

 12月にオープンした併設の「土と風」では、酒やグッズのほか、甘酒や軽食を販売。夜は、月替わりで担当する2人のシェフが創意工夫を凝らした、秋田の旬の食材を満喫できるコースを完全予約制で提供する。

 「秋田に恩返ししたい」と、地域の雇用創出を図るべく、食品加工所やゲストハウス、オーベルジュなどさまざまな構想を練る岡住さん。今後の展開も目が離せない。

スッキリとした味わいの「稲とアガべ」(右)と「どぶろく」(左)。好評につき売り切れの場合あり。岡住さんは「米を磨かないことで食品ロスを減らし、長く残る持続可能な酒にしたい」と、長期的な視点を持つ。

現在は8人の蔵人が酒造りに勤しむ。写真は蔵人の小柳さん。

併設の「土と風」はシックで落ち着いた雰囲気。昼は、男鹿の人気店「グルメストアフクシマ」のコロッケのタネやプルドポークを挟んだ「男鹿プルドック」800円などを販売。

夜のコース料理の一例。使用する食材や器、グラスも秋田のものにこだわる。サイトより予約を。

稲とアガベ醸造所

住所秋田県男鹿市船川港船川新浜町1-21
TEL非公開
【土と風】11:00〜16:00
※夜は19:00一斉スタートの完全予約制。詳しくは予約サイトで確認を

定休日/昼営業は月曜・火曜、夜営業は日曜・月曜 
席数/6席
駐車場/あり
予約サイトhttps://coubic.com/inetoagave

SHARE

RANKINGアクセスランキング

NEW新着記事