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【2025】秋田県内移住者へインタビュー!それぞれのはじめの一歩。

2025.01.20
(更新日:2025.03.17)

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あきたで暮らそ。

秋田の魅力を再発見!

豊かな自然や食文化、多彩な伝統芸能など、
エリアごとに特色のある文化が育まれている秋田県。
リモートワークの普及など働き方の多様化とともに、暮らしや生活を見つめ直しての地方移住には、
地域創生や課題解決への大きな期待が寄せられています。
秋田県内でも、自然豊かな環境で仕事と子育ての両立に励むファミリーや、
心機一転、新たな事業に取り組む方、
魅力ある地域の食資源の普及に向けて取り組むご夫婦など、さまざまな方々が暮らしています。
そこで、〈秋田暮らし〉を選んでくれた方々にインタビュー!
それぞれが考える移住生活の魅力を通じて、
あなたも地元・秋田の素敵なところを再発見してみませんか。

インタビュー

お知らせ

フルリモートの働き方で可能性∞ 仕事と家族団らんの時間を両立

船木俊作さん、小夏さん、千彰くん
職業/広告プランナー・コピーライター
家族構成/妻・息子・猫
移住年/2022年
出身地/俊作さん・新潟県、小夏さん・秋田県北秋田市

 広告プランナーとして働く俊作さんと、翻訳家として活動する北秋田市出身の小夏さん。2人は東京で共通の趣味をきっかけに出逢い、結婚しました。コロナ禍を経て、互いにフルリモートで働ける環境もあり、移住を検討。奥さんの実家がある北秋田市の風土に惹かれ、移住者への支援も手厚かったことから、2022年に夫婦で移住しました。住みやすい一軒家の物件に恵まれ、大館能代空港までは車で約10分! 出張時はもちろん、秋田に訪れた友人からもアクセスの良さに驚かれると言います。2023年は千彰くんが誕生し、にぎやかに。自然に囲まれた穏やかな環境での子育てを楽しんでいます。

通勤がない分、仕事に割ける時間が増えたという俊作さん。夫婦それぞれにワークスペースを設け、集中して仕事できる環境も整えた。
翻訳家として活動する小夏さん。「家事に取り組む時間や家族での団らんが増えたことがうれしいです」とにっこり。

移住ポイント

  • 地域の人たちとのつながりは
    移住当時から歓迎してくださる方が多く、子どもにも優しく接していただき助かっています。妻の実家の家業を手伝ったり、地元バスケチームに所属したりと交流も増えました。
  • おすすめスポット
    自然豊かで広大な「北欧の杜公園」はイベントでもにぎわい、家族でよく足を運びます。隈研吾氏の名建築「道の駅おおゆ」も足湯があって気持ち良く、フードも美味しいです。
  • 移住を考えている人にアドバイス
    秋田県は広く、文化や言語に地域差があるのが面白いところ。イメージする「暮らし方」と合う場所がきっと見つかるはずですし、その先の「生き方」も豊かになること間違いなしです。
あんよが上手な千彰くんと、愛猫・元太くん。「自然に溢れた環境で、千彰がどう育っていくのか楽しみ。元太は東京にいた頃よりものびのびと過ごせているようです」。
移住後は夫婦で陶芸を趣味に。これまでに湯呑みや平皿などを制作した。「子育てが落ち着いたらまた取り組みたいねと話しています」。
北秋田市・北欧の森公園で散歩したり、田沢湖や十和田湖、弘前市までドライブする休日が多い。
歩けるようになり、今後ますますおでかけがアクティブに!

地方の医療や高齢者を支えながら 子育てや暮らしで支えられている

漆畑宗介さん・八嶋美恵子さん
職業/内科医
家族構成/妻・息子
移住年/2021年
出身地/宗介さん・静岡県、美恵子さん・アメリカ

 静岡家県出身の漆畑さんは医師を目指し、秋田大学医学部に入学。知見を広げるため卒業後は東京の病院に就職し、内科医として勤務しながらも、若手の医療介護従事者団体のイベント運営に参加。そこで出逢ったのが美恵子さんでした。いずれ秋田に戻り患者さんを診たいと考えていたことから、2人で何度も来秋し、地域の人々との関係性を構築。そうして2021年、五城目町へ移住しました。医師や集落支援員の立場で人々の助けとなりつつも、1歳の息子を育てるパパママとして支えられることも多いそう。「一緒に子育てしてくれる優しさがうれしいです」と、地域の温かさを日々実感しています。

内科医の漆畑さんは湖東厚生病院に勤務しながら、水曜・土曜・日曜は〈コミュニティドクター〉として地域での活動や講演を行う。
2023年から、空き家を活用したコミュニティスペース「貸し棚おうみや」を運営。地元の人々の暮らしについて話を聞いたり、新たな交流やつながりを生み出す場所として注目されている。

移住ポイント

  • 地域の人たちとのつながりは
    移住前に何度も訪れてできたご縁を、今も大切にしています。移住後は地域のおばあちゃんがおかずを差し入れしてくれたりと面倒を見てくれて、とてもありがたいです。
  • おすすめスポット
    自馬場目川の上流は水がとてもキレイで、釣り好きの方にはオススメです! 自宅兼宿泊施設である「森山ビレッジ」からは、沈む夕日や遮るもののない夜空が眺められて最高ですよ。
  • 移住を考えている人にアドバイス
    移住前に何度か足を運び、暮らしを体験しながら、地元の方との関係性を深めていくと安心できると思います。とはいえ、あまり気負いすぎないことも大切です(笑)。
五城目町のシンボル「森山」の裾野に建つ、一棟貸しの宿「森山ビレッジ」。漆畑さん家族も運営に携わっている。
美恵子さんは立ち上げた企業の代表を務めながら、集落支援員として高齢者が暮らす家に一軒ずつ足を運んだりと精力的に活動。
休日は家族で潟上市にある「ファームガーデンたそがれ」が運営する「野育園」へ足を運び、農作業に取り組むことも。
息子の直澄くんも花の水やりなど、自然と触れ合うのが大好き!

クラフトビール愛が高まり就農! 原料のホップ栽培が盛んな横手市へ

美頭皓之さん
職業/ホップ農家(「Pegasus Hop Farm」代表)
移住年/2018年
出身地/東京都

 東京都出身の東京都出身の美頭さんは、元税理士事務所職員。30歳の頃、大好きなクラフトビールに携わる仕事がしたいと一念発起し、「生産者の視点からビールカルチャーを見てみたい」と、ホップ栽培が盛んな地域への移住・就農を決めました。さまざまな地域を検討した中でも、秋田県農業公社とのやりとりが円滑だったことから、横手市に移住。2年間の農業研修を受けた後に独立し、現在は横手市大雄地区の農地で約20種類のホップを栽培しています。愛情を注いで育てたホップを出荷した後の冬時期には、県内外のさまざまなブリュワリーを巡ったり、県外から訪れる友人と温泉巡りを楽しんでいるそうです。

毎日畑をよく観察し、成長や異変を見逃さない。今後は秋田の気候に適した品種を見極めて、県を代表するホップを発信したいと意気込む。
ホップは品種により、苦味付けや香り付けなど用途が異なる。主に栽培している品種の「IBUKI」は、キリンビールの「晴れ風」にも使用されているそう!

移住ポイント

  • 利用した自治体の制度は
    横手市から2年間の賃貸補助を受けました。また、地元バスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」の観戦チケットが贈られたりもします。
  • おすすめスポット
    横手市のホップ畑一択です! 地元の人は見慣れた風景かもしれませんが、高さ5mもの鉄柱に伸びる、さながら“グリーンのカーテン”は圧巻。これが見られるのは産地だけの特権ですよ。
  • 移住を考えている人にアドバイス
    自分が何をしたいのか、しっかりとした意志を持つことが大切です。人に頼るのも田舎暮らしの魅力ですが、期待はしすぎず、自分軸で生きていきましょう。
休日は横手市の「sunao brewery」でビールを飲みながら、オーナー・津川さんとビール談義に花を咲かせる夜も。
移住後は、秋田県内の温泉巡りを楽しんでいる美頭さん。県外から友人が訪れる際は、泥湯温泉や乳頭温泉郷に連れて行き、日々の疲れを癒やしているのだとか。

グルメが高じて鮎料理の老舗へ 子育てしながら4代目を支える

小野田理恵さん・覚司さん・伊織ちゃん
職業/「鮎乃家」若女将
家族構成/夫・娘
移住年/2021年
出身地/理恵さん・東京都、覚司さん・秋田県湯沢市

  湯沢市の鮎料理専門店「鮎乃家」の若女将・小野田理恵さんは東京都出身です。食べ歩きが趣味で、共通の友人から4代目・覚司さんを紹介され、「鮎が食べたい!」と湯沢市へ。「食べ物がおいしくて、思っていた通りの〈田舎〉だなと」。出会って約10カ月後に結婚・移住しましたが、いざ生活してみると冬の厳しさや言葉の壁に直面。「半年くらいは毎晩泣いていました(笑)」。そんな理恵さんも、今では子育てをしながら4代目をサポート。店舗のホームページやECサイトを開設したり、メニューを刷新したりと、お店のブランディングに力を入れ、夫婦で「こまち鮎」の魅力を伝えています。

雄物川最上流の水を引き入れた池でのびのび育てた「こまち鮎」を、4代目が炭火で塩焼きに。丹精込めて育てた鮎は、理恵さんの胃袋をつかみ、結婚へとつなげてくれた。
人気の「小町鮎御膳」。理恵さんは飲食店未経験ながら客観的な意見を伝え、4代目はそれを柔軟に取り入れている。

移住ポイント

  • 地域の人たちとのつながりは
    近所の方から農作物をいただいたり、常連さんと交流があったり。私は日本舞踊の師範でもあるので、そのつながりで「秋田湯沢湯乃花芸妓」としてお座敷に上がることもあります。
  • おすすめスポット
    小安峡大噴湯と川原毛地獄は、東京の友人を案内すると、そのスケール感にとても喜ばれます。この辺りは星空がキレイでホタルも生息していて、実は夜も魅力的なんですよ。
  • 移住を考えている人にアドバイス
    始めからすべてをわかろうとしないこと。言葉も文化も習慣も違うので、外国に行くくらいの気持ちが良いかもしれません(笑)。5年、10年と時間をかけて慣れていく気持ちで。
「鮎乃家」では、米も自家栽培。看板娘とともに、収穫期には稲刈りの手伝いを行なっている。
お店の看板娘・伊織ちゃん。「気が付けば鮎を8匹たいらげたこともあります」。保育園でも先生に一人ひとりをしっかり見てもらえ、のびのびと楽しく通っているそう。

母になって幼児教育に関心が! 持ち前の行動力で保育園開業へ

青柳有理さん・友哉さん
家族構成/夫・娘2人
移住年/2018年
出身地/有理さん・東京都、友哉さん・岩手県

 趣味で40カ国以上を旅してきた有理さんは、ITエンジニアの友哉さんと東京で出会い結婚。大好きな花火に関わる仕事がしたかった友哉さんと共に、「大曲の花火」の地に移住を決めました。妊娠中にモンテッソーリ教育(※子どもには自ら育つ「自己教育力」が備わっていると考え、サポートしていく教育法)を知ったものの、そういった保育園は秋田になく、作ってみたらと友哉さんに背中を押されたと言います。「豊かな自然の中で原体験をさせたい」。自然に囲まれた一軒家に園と隣接して住居を構え、通行量や騒音を気にすることなく子どもたちを育てる日々です。時間にゆとりが生まれ、心が豊かになったと話す二人は、雪遊びなど能動的に楽しみを作り出しています。

有理さんの保育に対する信念は、〈子どもは生まれながらにして、自ら学ぶ力を持っている〉ということ。園内にはさまざまな玩具を揃え、自発的に学ぶ力を育めるよう、そばでできるだけ見守っている。
虫取りやプールなどの外遊びも積極的に取り入れられるのは、豊かな自然に囲まれた立地ならでは。自家菜園の野菜やウサギの世話も!

移住ポイント

  • 利用した自治体の制度は
    大仙市の「移住体験応援事業」を活用し、下見のための宿泊費・交通費などの補助を受けました。移住後は「若者チャレンジ応援事業」で助成金をいただき、「あきた産業デザイン支援センター」、「あきた企業活性化センター」も利用しました。
  • 地域の人たちとのつながりは
    大仙市に移住者のコミュニティがあって、居場所になっていますね。月に1回、交流会で「これがあったら面白い」、「これがやりたい」といったことを、互いに情報交換しています。
  • 移住を考えている人にアドバイス
    2拠点生活など、暮らし方のパターンをいくつか用意しておくと良いですよ。都会に比べて家賃が安く、競合他社がいない地方で、夢を形にしたり楽しいことを見つけましょう。
娘2人も同スクールに通う園児。子どもの成長を支えようと、日々真剣に向き合う有理さんのもと、モンテッソーリ教育を受けている。
家の周りで雪遊びを思いっきりでき、家族で外出を楽しむ休日。
娘2人が「たざわ湖スキー場」デビューをし、ソリやスキーなど雪遊びを満喫している。

お知らせ

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