孫六温泉 六庵 ろくあん

乳頭温泉郷最奥の秘湯が心高鳴る至高の湯宿にリブランド

仙北市・十和田八幡平国立公園の乳頭山麓にある「乳頭温泉郷」。県を代表する温泉郷の最奥の秘湯「孫六温泉」が名称を「六庵」に改め、いよいよリブランドオープンする。
後継者不在・高齢化のため休業していた孫六温泉の運営を、リサイクル事業などを手掛ける東商事（大仙市）が引き継ぎ、一昨年から大規模な改装を進めてきた。そして今年2月、日帰り入浴を先行して開始し、すでに県内外から多くの人が来訪。４月から宿泊の予約を解禁し、26日（土）、ついにグランドオープンを迎える。
施設の内外装は一新。〈山の薬師湯〉として知られる秘湯はそのままに、よりプライベート感のあるモダンな宿へと生まれ変わった。客室は和のテイストをシックに落とし込んだ和洋室３部屋と、個室露天風呂付きの離れを用意。いずれも朝夕食付きのプランで、夕食は地場食材を生かした和食コースを愉しめる。雪解けとともに冬の疲れを癒やしに訪れては。

（トップ）山々に囲まれたまさに秘境にある「六庵」のエントランス。改装前から印象的だった黒い外装や梁を生かし、和の風情を大切にしつつもモダンな佇まいに。

エントランスのある本館から少し離れた場所にある「離れ」（1泊2食52,800円〜）。琉球畳が敷かれた温かみのある室内には、個室露天風呂があり、大自然の景色と温泉を独り占めできる

日帰りでも利用できる「唐子（からこ）の湯」（男女別の内湯）。青森ヒバを使ったほのかな香りが心地良い浴場で、源泉かけ流しの単純泉が楽しめる。混浴露天風呂・内湯、バレルサウナ付きの「石の湯」も利用できる「満喫プラン」（日帰り入浴/大人3,000円ほか）も。

宿泊者専用の洗練されたダイニングが、特別感を演出。