D58 cafe ディーごじゅうはちカフェ

古民家を改修したシックな空間へ 季節ごとの薬膳茶を提供

4月、男鹿市の集落地に、築85年以上の古民家をリノベーションしたカフェがオープンした。三種町出身の代表・岩谷さんは、東京で長らくのホテル勤務を経て、2023年に秋田へ。かつてから気になっていた現物件でのカフェ営業に至った。
屋根や外壁の杉板、内装も黒に統一したシックな空間は男性一人でも訪れやすく、薪ストーブや昭和の名残を感じるレトロガラス、所々に生かされた古材の温かみも、落ち着ける魅力のひとつ。また、カフェの奥には竹林を望む渡り廊下や和室など古民家ならではの空間が広がり、個室も利用できる（３時間・2,400円 ※要予約）。
提供するのは、14種類のスパイスを使った「マイルドスパイシーカレー」と「クロックムッシュ」、そして自家製スイーツ。ドリンクは薬膳茶がオススメで、季節ごとに６種類の食薬を配合した一杯を味わえる。また、月に一度は夜営業を行い、輸入ビールやオリジナルカクテルなどを提供。５月４日（日・祝）開催予定なのでお楽しみに（要予約）。

（トップ）古民家の玄関や台所、居間などの仕切りをすべて取り払った、奥行きのあるカフェ空間。

「薬膳茶」800円。春はなつめやクコの実、マイマイカなどを台湾茶で抽出し、自律神経や胃腸の疲れ、花粉症などにオススメのブレンドに。

8畳ほどの和室は貸し切り利用も可。女子会やワークショップなどにも◎。

店内で作る自家製パンに、ベシャメルソースとハムをのせ、チーズをかけて焼き上げた「クロックムッシュ」1,100円。