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バク転チャレンジ番外編

2019.04.22
(更新日:2024.03.29)

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世界ラートチームカップ

4月21日、秋田県立体育館で、「第9回 世界ラートチームカップ」が開催されました。このコラムでも以前紹介したラート。3月に一緒にラートを体験した友人と、張り切って会場へ!

会場はフラッシュを付けなければ撮影可でした。ありがたい!

試合開始ギリギリに着くと、人、人、人! 何とか座れたものの、立ち見もたくさん出ているくらい。ハピネッツの選手も応援に来ていました。

ラートは、大の字になった人がすっぽり入るくらいの大きな2本の輪を平行につないだ器具を使う競技。

以前体験させてもらった時の様子

今回の「世界ラートチームカップ」は、その名の通りチーム戦! 日本、ドイツ、スイス、オランダの4カ国が出場しました。1チーム4人、試合は6ラウンドあって、1ラウンド各国1人ずつ演技。上位から4ポイント、3ポイント、2ポイント、1ポイントをもらえます。6ラウンド終了時の合計ポイントで優勝を決めるのですが、面白いと思ったのが「ジョーカー」。各国1回使える、そのラウンドでのポイントが2倍になるカードです。誰がどのラウンドで演技をするのか、どこでジョーカーを使うのか? 頭脳戦的な要素もあって、チーム戦ならではの戦いが面白い!

さあ、いよいよ試合開始。そして早速「ジョーカー」を使う日本! 演技をするのは角館出身、秋田ノーザンハピネッツ所属の髙橋選手! 会場が一気に盛り上がります。黒い衣装がかっこいい。そして音楽に合わせて、華麗に回る! 私もですが、「ラートの演技ってどんなだろう?」と思っていた観客は、一気に引き込まれました。歓声、拍手、感嘆の声が響きます。最後、髙橋選手がラートのてっぺんに立った時は、一番の盛り上がりを見せました。叩きすぎて手が痛い。もちろん、ラウンド1は日本が1位。ジョーカーを使ったから一気に8ポイント!

第6ラウンド、最後の演技に備える髙橋選手

ラートは
・直転…2本の輪を両方床に付けて、車輪のように回転させながら、音楽に合わせて演技する種目。
・斜転…片方の輪だけを床につけて、コインが円を描きながら転がるように回転する種目。
・跳躍…ラートのてっぺんに飛び上がり、そこから飛込競技のように回転や宙返りをしながら着地する種目。
の3種目あります。

直転は、音楽の強弱、緩急に合わせた演技が楽しい(素人目ながら、髙橋選手の演技は音にピッタリ合っていてさすがでした!)。斜転は、体幹どうなっているのー!? と驚き。足しか固定されていない状態で、まっすぐの姿勢を保ちながら斜めに回るって…! 跳躍は、回転しながらの着地はもちろん、ラートのてっぺんに飛び上がる時点ですごい。試合が進んでいくと、「次は斜転かな?」のような、ちょっとツウっぽい会話ができるようになりました。解説のアナウンスもあって、初心者にありがたかった。

あっという間に試合が終わり、結果は日本が準優勝! 桜は満開だし、秋田犬のぬいぐるみのプレゼントもあったし、なまはげ太鼓のショーもあったし、外国人選手も楽しんでくれたんじゃないかなあ。世界レベルの演技を生で観られて、本当に楽しかった! 今なら私、他の人の10倍はラートを語れる。技とか採点基準とかもっと知りたい。まるで関係者か回し者のように綴りましたが、ただのにわかファンです。斜転を見て、体幹を鍛えようと思いました。

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