食堂はやしや

銀座から地元・鹿角へAターン 気軽な〈食堂スタイル〉へ

鹿角花輪駅前に11月、「食堂はやしや」がオープン。店主・林さんは東京・銀座で長く飲食店を営んでいたものの、入居ビルの老朽化などもあって閉店し、Aターン。地元の人口流出などを鑑みて、若者から年配の方まで幅広く利用できるようにと食堂スタイルのお店を作り上げた。
ビル2Fに構える店内は随所にパーテーションを設け、おひとり様からパーティ、会合までさまざまシーンに対応可能。ランチタイムには銀座時代からの名物「特製ハヤシライス」のほか、地場産野菜や県産ブランド肉、仙台直送の旬魚を盛り込んだおまかせ御膳など充実のラインアップ。夜は2種類のコースを用意し、地場産ワインや地酒と創作料理を堪能できる。
土曜・日曜・祝日にはカフェタイムも営業し、ケーキやパフェを提供。若者が楽しく過ごせるようにフリーWi-Fi も導入するなど、仔細に思いやりが溢れている。「戻ってきてから、地元の食材のおいしさに感動しています」と瞳を輝かせる林さんが腕を振るう食堂へ、ぜひ。

（トップ）平日限定の「食堂はやしやおまかせ御膳」1,450円（コーヒー付き、1日10食限定）。内容は日替わりで、取材時は山東菜のおひたしやサメガレイのお造りなどが登場。

コースメニュー（6品・3,800円〜）の一例。地場産ワインと合わせてぜひ。

店主が高校時代に通っていたという、思い出深い喫茶店の跡地にオープン。

店主・林さんは鹿角市出身。同市の高校を卒業後、和食料理人の道へ進み、銀座で「ワイン懐石 囃shiya」を14年間営んでいた。