裏・取材にっき。 vol.8

Tommy

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あきたタウン情報 編集部のTommyです。
気づけば、編集の仕事に携わってついに10年目を迎えました!
このコラムでは、日々の取材で感じたことや、編集という仕事の面白さなどを、徒然に書いていきます。
それでは「裏・取材にっき」vol.8のはじまり、はじまり。

取材先での思い出エピソード①

長く雑誌づくりに携わると、取材先での思い出がどんどん増えてきます。
星の数ほど…とまでは言いませんが(笑)、
最近では友人から「このお店、どこ?」とクイズ形式で送られる画像を見ただけで、
「◯◯市の△△店!」と返信できる能力を身に付けました。
以前、味玉だけでラーメン店を当てた時には驚きを通り越して「マジで…?」と引かれましたが(理不尽!)。
でも、まぁ、これは#編集者あるあるでして、うちの編集長レベルになると、
「△△ってお店、いつ紹介しましたっけ?」に対して「00年の00月号の特集で紹介してる」とそらんじられます。
まさにあきたタウン情報の生き字引、ヤ●ーやグー●ルの検索エンジンにも負けませんよ!

いつも話が脱線しますね………反省。
さて、たくさんの取材を経験してきた中でも、印象に残るお店というものはあるわけで。
今回は、私の大好きなお店をご紹介。

秋田市御野場にある「天然酵母パン アンシャンテ」

私が初めて「アンシャンテ」さんに伺ったのは、入社したての頃。
先輩から引き継ぎ、緊張しながら初めて訪れた私に、
店主の森岡さんご夫妻はとびっきりの笑顔を向けてくれました。

「あらあら、良く来てくれたね、上がって行って」

広島から移住されたお二人の、独特のイントネーションで話される言葉に、ほっこりとしたのを覚えています。
(広島出身の友だちもいるのですが、個人的にあのお国訛りが大好きです! というか、広島の人が好き。Perfumeとか、ポルノグラフィティも好き。癒されます♡)
居間に通され、美味しいコーヒーと焼きたてパンのおもてなしが。
パン屋を始めた経緯や、パンづくりのこだわりをお話ししてくれたり、私がタウン情報に入社した理由などを楽しそうに聞いてくれたり…気づけば、あっという間に楽しい時間が過ぎていました(*^_^*)

「良かったら、今度ゆっくり、ご飯を食べに来て」
その言葉にとても驚きましたが、実は森岡さん、
広島でユースホステルやペンション、レストランなどを経営していた生粋の料理人!
また、ご夫婦でいろいろな場所に出かけていらっしゃるので、
ランチにお招きいただいた時には、作ったことも食べたこともない美味しい料理をふるまってくれました。

そうした交流を経て、
2011年に行った特別企画「世界遺産酵母で世界のパンを焼く」の取材を担当。
これは、月替わりで2種類の世界各地のパンを焼くという企画。
イギリスのティンブレッドや、ペルーのピカロン、カナダのカナディアンブレッドなど、知らなかった世界各国のパン文化を知ることができます。
さらに、森岡さんが各国のパンに合う料理レシピを一緒に紹介しているので、お家でアレンジしながら世界の食文化を楽しめるというものでした。
企画は大好評で、今でもお店には世界のパンが登場していますよ♪

そこから10年、森岡さんご夫妻はまるで第2の両親のように、お伺いするたびに温かく迎え入れてくれます。
奥様にお料理のレシピを教わったり、一緒にお鍋を囲みながら、旅行の計画を聞いたり…。
仕事でバタバタしていて、なかなか伺えないと、「あぁ、森岡さんご夫妻の顔が見たいなぁ〜」と思うことも(笑)。

一緒に撮った写真を送ってくれたりします。優しい。

定期的に送っていただく「アンシャンテ通信」も、いつも楽しみ。
温かい気持ちになると同時に、むしょ〜にパンが食べたくなります(笑)。

いつも楽しみに読んでおります♡

このコラムを書きながら、アンシャンテさんに行きたい気持ちがむくむく。
締切が明けたら、美味しいパンを買いにおでかけしようっと♪
こういう素敵な出逢いがあるから、取材に行くのって、楽しいんですよね(*^_^*)



天然酵母パン アンシャンテ

住所秋田県秋田市御野場新町1-27-17
TEL018-839-5818
営業時間9:30〜18:30
定休日日曜・月曜
駐車場5台
お店紹介住宅街にある、ピンク色の外観が印象的な天然酵母パン専門店。白神山地の山ブドウから生み出した「世界遺産酵母」で焼く、もっちり食感で食べ応えのあるパンを、種類豊富にラインアップ! 月替わりで登場する世界各国の伝統的なパンや、新作パンも楽しめる。

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