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Mrs. GREEN APPLEの藤澤涼架さんがファンクラブ企画で来秋し、豪華インタビュー!

2024.04.19

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Mrs. GREEN APPLE 藤澤涼架(Key)さんが、ソロ企画第1弾で来秋♡

 「ケセラセラ」や「ダンスホール」など数多くのヒット曲を世に送り出し、リリースした楽曲の総再生回数は60億回を突破! 今、もっとも聴かれているアーティストと言えるロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」。結成10周年を迎えた昨年は、初のドームライブで約7万人を動員し、日本レコード大賞も受賞、第74回NHK紅白歌合戦にも初出場を果たすなど、多くの偉業を成し遂げた。去る3月25日、メンバーの藤澤涼架さんがファンクラブの企画で秋田県に初来秋! 秋田でのエピソードや今後の展望など、貴重なインタビューは要チェックです!

自身の故郷のような安心感 秋田の伝統芸能「竿燈」にも感動!

ー今回、秋田県に来訪された経緯について教えてください

藤澤さん 今回は、ファンクラブ動画のソロ企画「ドン!ドン!りょっピー!」の撮影で来ました!。ミセスの活動でいろいろな場所での単独公演をさせていただいているんですが、それでもまだ行けていないところがいくつかあって。ちょうど「藤澤のソロ企画がほしいよね」という話をしていたタイミングだったので、だったら藤澤が今までライブで行けていないところへプロモーションに行っちゃうよ、と。その新企画を知らされたタイミングで大森(Vo.&Gt.大森元貴)と若井(Gt.若井滉斗)がルーレットダーツで行き先を決めてくれて(笑)、第1弾は秋田県と佐賀県へお邪魔することになりました。

ーその2県に決まった時はどんなお気持ちでしたか

藤澤さん 秋田も佐賀も、個人でも行ったことがなかったんです。僕はツアーでいろいろなところに行くのが大好きなので、(決まった時は)うれしかったですね。秋田はお米が美味しいと知っていたので、「うわ〜美味しいの食べたいな〜!」って。ただ、1泊2日っていうのが先に決まってたんですよ(笑)。そこだけが本当に謎で、秋田と佐賀で1泊2日っていうのが全然イメージが沸かなくて…。でも、そんなことやろうと思う人はそうそういないんじゃないかと思うので、貴重なロケになりそうだなと(笑)。

ー素敵な衣装のポイントを伺いたいです!

藤澤さん 僕は普段「Mrs. GREEN APPLE」として活動していますので、藤澤…いや、〈りょっピー〉1人で来ても、「Mrs. GREEN APPLE」の人だよと皆にわかりやすくアピールするためのあおりんごカラーの衣装です。

―なるほど!

藤澤さん …と言ってるんですけど、僕も今日初めてこの衣装を着たので、理由が自分の口からちゃんと出てきてビックリしています(笑)。あと、(衣装に付いてる)このオリジナルロゴはうれしくて、お気に入り! 〈りょっピー〉のイメージを施してもらいました。

ー初めて秋田に来た印象は

藤澤さん すごく空気がきれいで、初めて来るのに、自分の故郷に帰ってきたような安心感がありました。僕、長野県出身なんです。いろいろな方々とお話ししていたら、気候や美味しい食べ物も似ていたりして。街並みの空気感にもシンパシーを感じました。夏に開催される「秋田竿燈まつり」の展示がある「ねぶり流し館」に行って、体験もさせていただいて。幅広い年代の方々が特訓して、本番に向けて挑んでいると聞いて感動しました。4日間もかけての一大イベントなんですよね! 冬は「かまくら」などが楽しめるし、素敵な土地だなぁと。

ー「ねぶり流し館」で、竿燈は上げてみましたか?

藤澤さん 「幼若」(※長さ5m、重さ5kgの竿燈)でトライさせていただきました。ほんの数秒はなんとか…だったんですけど、ちょっとでも集中力や体幹が崩れると難しかったですね。今の時代、いろいろなマシンや技術が発達している中で、あんなに大きなものを身体一つで技として成し遂げる過程と達成することの大切さ、伝統の素晴らしさを感じました。

ー本日は終日ロケということでしたが、どういうスケジュールだったんでしょうか。

藤澤さん 今日の今日まで日程を知らされていなくて、「東京の空港に何時に来てね」だけでした。秋田空港についてすぐにメイクと着替えが始まったんですが、メイク途中で「もう時間です!」って言われてそのままバスに乗り込んで(笑)。ロケスタートします、カメラ回りましたっていうタイミングで「今日の日程です」と(笑)。「ドン!ドン!りょっピー!」という自分でもまだ掴みきれていないようなファンクラブのソロ企画なんですが、いざ行程を見させていただいたらたくさんの方々と交流できて。ハードなスケジュールではあったんですが、うれしく感じています! なので、メンバーにもファンの皆にも、ファンクラブ映像を通して秋田の魅力をお届けしたいなと。ライブではもちろんですし、そうじゃなくても秋田に遊びに来ようよ!と。

2024年も新曲リリース続々! 〈前人未到〉のスタジアムツアーに臨む

ー映画「サイレントラブ」の主題歌「ナハトムジーク」について教えてください

藤澤さん 去年は結成10周年で「ANTENNA」というアルバムをリリースして、割と華やかな楽曲だったり、みなさんがライブなどで楽しんでもらえるような楽曲が多かったんですが、「ナハトムジーク」は〈個の孤独〉と寄り添える楽曲になっているのかなと思っています。作詞作曲した大森が話していたことなんですが、皆どれだけ友人や家族、好きな人と楽しい時間を過ごしていても、ベットで眠りにつく前の時間は自分の個と向き合う時間、孤独に還る時間。でもそれはとても大切なことだよねと。そんな不安になったり自分を見つめ直す時間に寄り添える楽曲になったらいいなと僕も思っています。僕自身もすごく悩むことだったり、自分自身のこれからについて考えることもありますが、その時間はどれだけ不安になったとしても決して間違いじゃなくて、そういう時間の積み重ねがあるからこそ毎日一歩踏み出せたり、すごく楽しい時間をまた迎えられたりする。そこを否定せず、そっと背中を押してあげられる楽曲になったらいいなと思います。

―藤澤さんはどのような思いを込めて演奏されたのでしょうか

藤澤さん いつもレコーディングに向かう前には、リハーサルに入ったり、この楽曲ってこうだよねって話し合ったり、大森から「こういうイメージだからこうしてほしい」って言葉があったりするんですけど、「ナハトムジーク」に関してはリハにも入らず、大森から言葉も一切なく、それぞれが噛み砕いて持ってくるというレコーディングだったので、よりシビアに曲と歌詞と向き合いました。ピアノと歌が一緒に進行して物語が進んでいく曲なので、ピアノは重要な役割を持っていて、繊細なところもあれば爆発するところもあるし、その振り幅を一曲の中で表現し切ることに重きをおいたかな。不思議な転調など、この曲の持つ不思議さ、バラードとも言い切れない「ナハトムジーク」が持っている独特なニュアンスを掴まないと、と意識していました。

ーTVアニメ「忘却バッテリー」のオープニング・テーマ「ライラック」も気になります!

藤澤さん 野球を題材にしたアニメのOPテーマをやらせていただくことになって。僕たちは「青と夏」(2018)という楽曲で〈突き抜けるバンドサウンド!突き抜けるメロディ!〉みたいな青春を歌っているんですけど。今回の「ライラック」は、大人になった自分たちが歌う「青」みたいなものを大切にしています。「忘却バッテリー」も、ただただ野球!青春!情熱!だけじゃなく、シリアス要素を持っていたりとか、深く考えさせられる内容だったりテーマを持っているんですね。それが自分たちの楽曲が持っている多面性や二面性にもすごくリンクする部分だったので、ただただ青春バンザイ!青春サイコーだぜ!ということじゃなくて…。たぶん、青春真っ只中の皆さんこそよっぽど実感されていると思うんですけど、青春の中には苦しさもあるし、誰にも言えない悩みが続く期間だってあると思う。特に学生の頃なんてコミュニティは限られてるって思っちゃうじゃないですか。学校がすべてだったり、家庭がすべてだったり。きっと自分の中でいろいろなものを抱えて今を生きていると思うんです。でもそういうものもすべてちゃんと一生懸命向き合っていくことで後々の自分につながっていくと信じて頑張ってほしいなと。大人世代の皆さんにも、あの頃はあんなことを真剣に頑張っていたなとか、めちゃくちゃ悩んでた時期もあったけど、それがあるから今の自分があるんだなと思ってもらえたらうれしいですね。

―「ライラック」はイントロのギターフレーズから印象的でした! ファンの方々からの反応は。

藤澤さん アニメPVを観てくれたファンの皆は、「ミセスだ!」と。「まだフルで見れていないけれど、私これ好き!」とか。うれしいですよね。うちのギターの若井がヒーヒー言いながらトライしていて、曲を作った大森も「若井に挑戦状を送るつもりで作った」と言っていましたし。ギターをやっている皆さんや、逆に「ライラック」を聴いてギターを始めたいと思う人が現れてくれたらうれしいよねと話していました。

ー今後のミセスの、そして藤澤さんの目標を教えてください

藤澤さん ミセスとしては今年はスタジアムツアーが控えています。僕たちにとっても初ですし、この歳で回れるのは最年少らしくて、それもありがたいなと。まずはこのスタジアムを成功させたいなという気持ちでいっぱいです。「ゼンジン未到」と掲げているんですけど、これは僕らがデビューする前、インディーズよりも前から自主企画で始めたタイトルなんです。ライブハウス150人のキャパを埋められなさそうな感じだったので、当時僕はバイトしながら合間にビラ配りをして「僕たちのライブ来てください!」って(笑)。その頃のタイトルを掲げてスタジアムでライブできるのも感慨深いです。個人としては、秋田に来させていただいて、ファンの方、メディアの方もそうですし、街ゆく秋田の人とも交流できてうれしかったですし、すごく大事な時間だなと思いました。こうした時間をもっと作っていきたいし、ミセスの中でも「藤澤だからこそできる」ことを探していけたらなと思っています!

ーちなみに、ファンから「女神」と呼ばれるほどの美髪・美肌の秘訣は!?

藤澤さん えー、なんだろう!?(笑) 髪に関してはバンドを組んだ時から金髪で、「派手髪キャラのキーボードがほしい!」って誘われて、17年この派手髪を貫いていて。洗い流さないトリートメントが大事って気づいたことかな。種類によって全然髪の質感とかカラーの持ちようが変わってきて、2年近くいろいろ試して、自分にあったものを見つけるのが大切なんだなと。特に僕みたいなブリーチ毛の人にはしっとり、オイリーなものを使ったほうがいいなぁ…って、何話してるんですかね(笑)。恥ずかしっ(笑)。あとは僕、ランニングが好きなので定期的に走ったりしていて、ライブ後に遠征先でも走ったりしています。ライブ中に1カ月で100km走ったこともあって(笑)。ハマっちゃうととことんやりたくなっちゃうタイプ。今はウエイトトレーニングにハマっていて、あえてランニングを控えて増量してっていう、身体のことを考えるのが好きなんですよね。

ー最後にファンにメッセージをお願いします

藤澤さん 秋田に来られて、みなさんがどれだけ待ってくださっているか、ミセスの活動に期待してくださっているか肌で感じられて、ここまで頑張ってきてよかったな、ここからさらに頑張っていきたいなって気持ちでいっぱいになりました。みなさんがいつも応援してくれているおかげですので、ライブでもぜひ秋田に遊びに来たいです! みなさんも僕たちのライブに遊びに来てください!

「ドン!ドン!りょっピー!」のステッカーもいただきました♡

藤澤さんから秋田のファンへメッセージをいただきました!

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