秋田県産の米粉を使用した、グルテンフリー専門の小さな工房「OKURU」。潟上市の住宅地にオープンし、月に一度、数量限定で焼き菓子のオンライン販売を近日スタートさせると聞き、取材に伺いました！

アレルギーへの想い…「みんなが同じものを食べて笑顔になれたら」

　「グルテンフリー専門 OKURU」を営むのは、2人の子どもを持つ伊藤さん。元々、お菓子づくりを趣味としており、「子どもにも手作りのお菓子を食べさせてあげたい」と夢を膨らませていました。
　転機が訪れたのは、子どもに小麦アレルギーがあるとわかってから。「離乳食はもちろん、醤油やマヨネーズなどの調味料にも小麦が含まれていることを知って、驚きました」と当時を振り返ります。

　「保育園で、お友達はクッキーを食べているのに、子どもだけお煎餅だったり。アレルギーがあるからみんなと同じものが食べられないのって、切ないですよね。“みんなが同じものを食べられる選択肢があれば良いのに”と考えたのが、グルテンフリー専門のお菓子作りのキッカケです」。

県産米粉を使用した焼き菓子の数々

　そこから伊藤さんはグルテンフリースイーツマスターの資格を取得。工房には小麦粉を一切持ち込まず、秋田県産「あきたこまち」の米粉を使用した焼き菓子を製造し始めました。また、クッキーのほとんどが卵も不使用で、アレルギーを持っていても選択肢が広がるラインアップになっています。

　焼き菓子セットは月に1回、数量限定にてオンライン販売。その時々で焼き菓子の種類も異なるので、さまざまな食感が楽しめるのも魅力です♡

選択肢の一つとして、〈グルテンフリー〉を広めたい

　「グルテンフリーへの思いや焼き菓子についての情報をインスタグラムに載せてみたら、『実はうちの子どももアレルギーがあって…』『小麦粉を使った食品を食べると体調が悪くなる』など、思った以上に反応をいただきました。普段過ごしている中で聞こえてくることはなかったので、悩みを持つ方々は、静かに探しているのかな、と。そういう方々にこそ商品を届けたいと、より強く思いました」と伊藤さん。

　アレルギーを持っていなくても、「グルテンフリー」という新しい選択肢があることで、選べる楽しさを味わえます。また、大切な人へ贈るギフトとして、〈健康に気をつけてほしい〉というメッセージを込めることもできますよね。

「クレタS」での先行販売ではあっという間に商品が完売！

　先日は、秋田駅前の秋田オーパ1Fにある「クレタS」にて、オンライン販売前に先行販売。オープンからわずか5分でプチギフトが完売し、個別の商品も1時間かからずに完売したそう！
　オープンと同時に駆けつけて購入する来店客も多く、プチギフトの梱包も可愛らしいと好評でした。すでに再販のリクエストも多く寄せられ、今後も「クレタS」にて不定期で販売予定です（販売情報はインスタグラムにて）。

みんなを笑顔にする 完全オーダー制のフラワーケーキも

　焼き菓子のほかに、生クリームで花をかたどった、華やかなグルテンフリーのホールケーキも完全オーダーで3月下旬より受付を始めます。せっかくの誕生日や記念日なのに、アレルギーでホールケーキを食べられなかった…なんて悲しい思いをしなくて良いだけでなく、華やかな見た目で、箱を開けた瞬間、みんなが笑顔になること間違いなし！
　誕生日や記念日、サプライズやお祝いごとなどのシーンにぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

　商品の詳細や受け取り日についてのお問い合わせ、ご相談はインスタグラムのメッセージまたはDMにて。

　商品情報や販売については、公式インスタグラムで発信中。グルテンフリーという選択肢を日常に取り入れ、今までよりもたくさんの選択肢の中から、お菓子やケーキを選ぶ楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。