旬とスパイスのお店 星みや

看板料理はビリヤニ!?　女性店主が贈る「食」の楽しみ

　1月8日、秋田市大町に、「ビリヤニ」をメインにした一風変わった居酒屋がオープンし話題を呼んでいる。

　自身の名を冠した店を開いたのは、和食歴10年の女性調理師・星宮さん。「食べたことのない料理を自分で作って食べるのが趣味」と語る根っからの料理好きな彼女が、世界の料理を作る中で出会ったのが「ビリヤニ」。「こんな美味しい料理があったのか」と感動し、たくさんの人に伝えたいと試行錯誤し、看板の「ビリヤニ」が完成した。香り豊かでスパイシー、食べ応えもある一皿にハマるはず。このほか、厨房に並ぶ数々のスパイスを駆使して旬の食材を生かした、その時々のおつまみを提供。厳選酒など各種酒類や日によって味が変わる「チャイ」などと一緒に、心尽くしの料理を楽しむ一夜に浸れる。また、毎週日曜は〈深夜食堂〉として特別営業し、和食の経験を生かした、限定メニューが並ぶそう。食の楽しみに溢れる空間に、足を運んでみて。

（トップ写真）「本日のビリヤニ」（取材時はマトンビリヤニ）1,200円。世界三大炊き込みご飯の一つ「ビリヤニ」は、作り方がさまざまあり、お店ではグレービー（濃厚なカレーのようなもの）、インド米、フライドオニオン、サフランなどをミルフィーユ状に重ねて炊き込むダム式で作るのが特徴で、2種のソースを混ぜながら楽しめる。出来たてが味わえる19:00頃をめがけての来店がオススメ。

日曜のみ登場する「こだわりのねこまんま」700円。すりたての生ワサビ、削りたての本枯節に、卵黄の醤油漬けをのせた一品。

所狭しと並ぶスパイスの数々。

工程が多いビリヤニについても「手間がかかるくらいが楽しい」と料理愛をにじませる、店主・星宮さん。

オープンキッチンの店内はナチュラルな色合いが心地良い。