今秋、旧男鹿駅の駅舎跡地に誕生した醸造所。福岡県出身で、県内の酒蔵で修業を積んだ岡住修兵さんが代表を務める。
醸造するのは、食用米のササニシキを原料とし、発酵中にアガベシロップを加えた「稲とアガべ」や、どぶろくなど。使用する米はすべて、無農薬・無肥料の自然栽培で育てられたもの。「肥料を抑えることで雑味が少なくなり、精米しなくても良い酒ができる」という考えのもと、通常の食用米程度にしか磨かずに使用する。
12月にオープンした併設の「土と風」では、酒やグッズのほか、甘酒や軽食を販売。夜は、月替わりで担当する2人のシェフが創意工夫を凝らした、秋田の旬の食材を満喫できるコースを完全予約制で提供する。
「秋田に恩返ししたい」と、地域の雇用創出を図るべく、食品加工所やゲストハウス、オーベルジュなどさまざまな構想を練る岡住さん。今後の展開も目が離せない。
スッキリとした味わいの「稲とアガべ」(右)と「どぶろく」(左)。好評につき売り切れの場合あり。岡住さんは「米を磨かないことで食品ロスを減らし、長く残る持続可能な酒にしたい」と、長期的な視点を持つ。
現在は8人の蔵人が酒造りに勤しむ。写真は蔵人の小柳さん。
併設の「土と風」はシックで落ち着いた雰囲気。昼は、男鹿の人気店「グルメストアフクシマ」のコロッケのタネやプルドポークを挟んだ「男鹿プルドック」800円などを販売。
夜のコース料理の一例。使用する食材や器、グラスも秋田のものにこだわる。サイトより予約を。
住所 | 秋田県男鹿市船川港船川新浜町1-21 |
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TEL | 非公開 |
【土と風】 | 11:00〜16:00 ※夜は19:00一斉スタートの完全予約制。詳しくは予約サイトで確認を 定休日/昼営業は月曜・火曜、夜営業は日曜・月曜 席数/6席 駐車場/あり |
予約サイト | https://coubic.com/inetoagave |
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