デモバン! vol.7

Pine

Pine

どうも、pineです。

最近はあったかい日が続きますね〜
夜会社を出るときなんかに、草いきれのにおいがすると「夏が近いな〜」としみじみ…

…なんてのんきなことを思っていたら、すでに全国のビッグな夏フェスでは、
出演アーティストを公開し始め、チケットの先行受け付けは終盤戦…

行きたいよね。でもチケット高いよね

今年は大人しく、地元・男鹿が誇る「OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL」
の10周年をお祝いしに行こうかなと思います。

さて、夏めいたポカポカの野外ライブ日和だって、
ライブハウスでは室内に熱気をためこんで、音楽を鳴らしていますよ!
いつか男鹿フェスに出るようなバンドに出会えるかも!?
今回は、こちらのバンドをご紹介!

第7回:noxic(ノキシック)

〈L→R〉鈴木理央(Ba/Cho)、大森宇栄(Dr)、船木秀平(Vo/Gt)、阿部栞太(Gt)の
4人組ロックバンド。

今回ご紹介するのは、20代前半の若手バンド「noxic」!
高校生を中心に、若い世代からの人気が高い印象の彼ら。

一見爽やかでいまどきな男の子という感じの4人組ですが、ライブとなると熱量が半端ない。

ロックバンドを評するときに良く使われる“初期衝動”という言葉があります(突然)。「初期衝動あふれる〜」のような感じで、若くて勢いのあるバンドのイメージを伝えるとっても使い勝手の良い言葉なのですが、これ、使いたい。

noxicに感じる熱量は、まさにバンドをはじめた時の“初期衝動”なんだと思います。
ますは、そんな衝動が感じられるライブ映像をどうぞ。

 2019年1月12日に開催された「GAME OF DEATH」という音楽イベントでのライブ映像。

荒削りなようでいて、確かに観る人に訴えかけるエネルギーは、
いわゆる「エモい」とか「グッとくる」とか、
結局は言葉に出来ない、感情の昂ぶりとしか言えないものなんですよね、うーん。

なんかないかな、初期衝動に変わる言葉。
〈火〉というのは、どうだろう。

調子悪いとちっちゃな線香花火みたいで、調子良いときは花火みたいにでっかい火が点いて。
良くても悪くてもそれはそれで何か感動がある〈火〉。
生モノのバンドを表現するにはぴったりなような気がする(気がするだけ)。

それでは今度は、彼らが昨年初めて作ったMVをどうぞ

noxic 2nd demo 「いつか死んでしまうから」より、「罠」のミュージックビデオ

公開されている動画サイトのページには、歌詞も載っているのでぜひ見てほしいのですが、彼らの魅力はその衝動だけではありません。

ボーカルギター・船木くんの少し陰りがあって、毒っ気たっぷりの歌詞は、バンドの大きな特徴だと思います。
言葉に出してしまうと小恥ずかしいような、男の女々しい部分をさらけだした歌詞。

間隔が空いてく返信を
犬みたいに待ち続けた
三回回って泣いてるのに
餌の1つもくれないまま

「罠」より

MVの「罠」の一節。歌い出しからこれです。
女々しいでしょう(笑)。
そんな言葉をソリッドなサウンドと勢いのあるビートにのせることで、
女々しさも切なさと力強さの入り交じる独特のエネルギーに変わっているんだと思います。
そして「罠」のサビ、

すがっていたのは情けない僕を
掴んで離さない気がしたから
どっか遠くに君が行ってしまわないように
願っていた

「罠」より

切ない。実体験なのかと聞いてみたい(笑)。
最近は、「back number」のような女々しさのあるラブソングを歌うバンドも増えてますし、親しみやすい人も多いのではないでしょうか。

これを20代前半のロック青年たちが、必至で演奏して叫んでいるのですから多感な高校生のファンが多いのも頷けます。

どんどん音楽を作って、

“It’s better to burn out Than to fade away”(“Hey Hey,My My” Neil Young

って感じで衝動の〈火〉を絶やさないでほしいなぁ。
(Ni◯vanaのあの方のようにはならない程度に)

ぜひ、生で観て、聴いて、感じてほしい!

次回のnoxicの秋田ライブは、
6月2日(日)@秋田Club SWINDLEにて。
詳細は以下からチェックしてくださいね!
http://www.cna.ne.jp/~swindle-/1906.html


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