あきたタウン情報 編集部のTommyです。気づけば、編集の仕事に携わって9年目。このコラムでは、日々の取材で感じたことや、編集という仕事の面白さなどを、徒然に書いていきます。それでは「裏・取材にっき」vol.2のはじまり、はじまり。
タウン情報に就職した時、まだ“ガラケー”だった私。当時、社用車にもカーナビなんてものは無く、生粋の方向音痴としては慄いたものです。何しろ、方向音痴の武勇伝なら数知れず。幼い頃は実家の近所で迷子になり、東京ディズニーランドでは迷子センターに案内されるもそこにすら辿り着けず、新宿駅では駅構内がダンジョンと化して出られない…。とは言え入社直後、「にかほ市は秋田県の上下、どっち?」という質問に「上ですか?」と答えたヒヨッコに、諸先輩方の方がよっぽど戦々恐々としたでしょうが…(もはや方向音痴以前の問題)。
閑話休題。「自己負担で良いので、ポータブルカーナビを設置しても良いですか?」と相談した私に、上司は「道を覚えられなくなるから、地図を調べて行きなさい」と一言。当時は不安でいっぱいでしたが、パソコンから地図を何枚も出力し、つなぎ合わせて運転席に乗ったのも今では良い思い出です。助手席に乗って同行してくださるカメラマンが、見かねて道案内をしてくれたり…(笑)。今思えば無駄な作業にも思えますが、自分の頭で考えることで、取材前の段取りや、下調べの重要性などを自然と身に付けられたのかもしれません。
そうして、カーナビやスマホの地図アプリが当たり前になった今。当時の知識が活かされ、地図無しでも秋田県内、どこでもスイスイ〜〜〜ッと!………なんてうまい話はなく、方向音痴は今でも方向音痴のまま(絶望的)。絶賛、文明の利器を活用中でございます。ありがたや。
何しろ、お店を出た瞬間に右か左かわからなくなる典型的な「地図の読めない女」。それでも、どうにかこうにか9年目。今でも同乗するスタッフやカメラマンに、「ここを右!」「前も来たでしょ?」と呆れられながら、県内を縦横無尽に駆け巡っております。
皆さん、方向音痴でも、やる気と根気、そしてわからない時は素直に「この道、どこで曲がるんでしたっけ?」と聞く勇気があれば、取材はできるんですよ!!
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