はじめまして、あきたタウン情報 編集部のTommyです。気づけば、編集の仕事に携わって9年目。このコラムでは、日々の取材で感じたことや、編集という仕事の面白さなどを、徒然に書いていきます。それでは「裏・取材にっき」のはじまり、はじまり。

クリスマスケーキについて、語る。

記念すべき「webあきたタウン情報」の公開日は、12月25日。街がにぎわう、クリスマス本番ですね。ちなみに、「あきたタウン情報」1月号の発売日でもあります(宣伝)。

あきたタウン情報1月号は、冬のカフェ特集♪

業界あるあるですが、本や雑誌はテレビ、ラジオなどいったマスメディアと違い、即時性はありません。情報を〈集めて編み〉、時間をかけて渾身の1冊を作り上げているんです。全国誌でも、冬に水着モデルの撮影をしていたりするのはそのためですね。弊社ももちろん、クリスマス情報を掲載する12月号の取材は、10月中旬からスタート。つまり、10月には洋菓子店のクリスマスケーキが弊社に集合しちゃうんです!

入社当時は、1日に撮影するケーキが20〜30個ほど。テーブルの上にズラリと並ぶ華やかなホールケーキに、目はハート。「撮影後はどうぞ、皆さんで」なんて、サンタクロースかな?と思うほど慈愛に満ちあふれた店主さまたちに感謝しながらいただくわけです。「やっぱりチョコだよね〜」「いやいや、このチーズケーキもなかなか…」「おっと、中からたっぷりの苺が!」なんてワイワイしながら、スタッフ一同で美味しくペロリ。

ここまで読んでいると、「なんて羨ましい仕事なんだ!」と思う方も多いでしょう。それはごもっとも。1年の仕事の中で最も幸せな瞬間と言っても良いかもしれません。でも、クリスマスケーキの撮影って、実はとってもハードなんですよ。

肌寒い日が続く10月下旬、クリスマスケーキ受け取りの当日。スタッフは、厚手のコートや手袋、マフラーをして出勤します。なんならホッカイロもプラスして。そうして車に乗り込み、まずはクーラーを最強に! 車内を一気に冷やすわけです。何故なら、クリスマスケーキは〈なまもの〉。車内の暑さでクリームが溶けてしまっては、美味しそうな写真は撮れません。そして運転の揺れで飾りが落ちたりしないよう、いつもよりも速度を落とし、道路上のマンホールや穴ぼこに気をつけながら、冷蔵庫並みの寒さに震え、一路スタジオを目指すのです。そうして着いてからも安心はできません。最後の最後で落としたりしないよう、1個1個、まるで王室献上品のごとく、「そぉろり・そぉろり」とすり足で運び込むのです。

お店への敬意と愛情を込めて撮影したケーキは、愛しさもひとしお。近年はパンフレットやPRに力を入れているお店も増え、撮影する台数は年々減ってきましたが、それでも1個1個を丁寧に撮影しているのです。

平成最後のクリスマス。雑誌はもちろん、web読者の皆さんが、ケーキを囲んで、幸せなクリスマスを過ごされますように。

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